白金高輪に開発ラッシュ到来 大規模再開発タワープロジェクト始動
2000年に東京メトロ南北線、都営三田線の2路線が乗り入れる駅として誕生した「白金高輪」。2020年には同じく”高輪”を冠したJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」が暫定開業を控え、今後さらなる開発ラッシュが到来する予感漂う注目エリアです。2018年に竣工した「ザ・パークハウス 白金二丁目タワー」に続き、2019年8月現在、3件のタワーマンションプロジェクトが進行。今回はそのひとつ、2019年8月24日にオープンを控える「SHIROKANE The SKY」のマンションギャラリーを取材しました。
白金の新たな暮らしの拠点へ 敷地面積1万㎡超のビッグプロジェクト
敷地面積1万1000㎡超の大規模再開発プロジェクト「SHIROKANE The SKY」(総戸数1,247戸/非分譲住戸477戸含む )。住居棟(地上45階・地下1階建て/東棟は地上45階、西棟は地上19階)と医療施設等が入る予定の低層棟(地上4階建て)の複合プロジェクトです。オープン前のマンションギャラリーで、その特徴を聞いてきました。
「港区・白金というエリアブランドに加え、東京メトロ南北線・都営三田線という都心を南北に結ぶ2路線が利用可能な『白金高輪』駅が徒歩3分という立地の優位性が最大の魅力と考えます」と、案内してくれたのは東京建物の後藤氏。
「当プロジェクトではやはり、白金の地にふさわしいデザインを意識しています。特に、住居棟のエントランスホールからエスカレーターを経由して2階ラウンジへと続く約120mのアプローチは見応えがあります。ぜひ見て頂きたいですね」
さらに外構には地域に開かれたパブリックスペースを用意。古川に寄り添う「水辺の遊歩道」、街路樹が並ぶ「木陰の遊歩道」に加え、広場も配置。東棟・西棟の1・2階に商業施設を配し、地域の賑わい創出につなげる計画です。
「地域にお住まいの皆様の暮らしの中で生きてこそ、大規模再開発マンションとして、本当の価値が生まれると考えています。お住まいの皆様だけでなく、白金という街で暮らす方、働く方、ひと時の用事で立ち寄った方々にも、気軽に利用していただけるような場となることを望んでいます。私たちが思い描いている賑わいが生まれてくれたら、うれしいですね」
単なる住宅の集合体ではなく、マンションそのものがひとつの街として、暮らしを完結させる機能を持つ。そんな時代がいよいよ近づいてきているのかもしれませんね。
専有面積140㎡超&天井高3.2m 大空間のプレミアム住戸
続いてマンションギャラリーのメインイベント、モデルルームへ突撃。ここでは80㎡台、90㎡台、140㎡台の3タイプのフルサイズモデルルームを見学できます。
中でも圧巻はやはり140㎡台のプレミアム住戸。東棟最上階、45階想定で、最大天井高は約3.2m。本来は3LDKですが、モデルルームは贅沢にも1LDKに変更されています。
「最上階のスカイプレミアムプランは、フルオーダーに近いプランのため、ご契約者様のご要望によって、モデルルームとは大きく変わる可能性もあります。しかしながら、当モデルでは、最大限のゆとりと、上質な時間をイメージしていただけるよう、プランニング・デザイン・インテリアを施しています」
玄関からリビング・ダイニング、寝室に至るまでオプションと思われる瀟洒な装飾やインテリアが目白押し。リビングの織り上げ天井と間接照明が、実際以上に空間を広く見せています。
そしてもうひとつ気になったのが、玄関に上り框がないこと。最近では「HARUMI FLAG」でも同様のフラットエントリーを見ましたが、まだまだ珍しいユニバーサルデザインの先端を走っています。
「これから白金-品川エリアは、山手線新駅の開業を控えていることもあり、ますます発展し、東京の新たな玄関口となる可能性を秘めていると考えます。今後さらに外国籍人口が増えることが予想される中、住まいづくりの基準も、グローバルな視点に沿って変化が求められると考えます。玄関をフラットにすることは、例えば車椅子や杖を突いている方、小さなお子様の安全性という点でも優れています。フラットフロア意外にも、トイレに手すりを設けるなど、バリアフリーも意識した設備・仕様にも注力。様々な世代や個性に対応できるようにデザインしています」
確かに街を歩けば、外国人とすれ違うことも珍しくなくなりました。情報伝達技術が発達したことも手伝い、様々な個性が容認される時代、住宅の在り方も徐々に変化していく必要があるのかもしれませんね。
そんな時代の流れを感じた「SHIROKANE The SKY」のマンションギャラリーは、都営三田線「泉岳寺」駅A3出口のすぐ隣。なかなかお目にかかれない大規模なマンションギャラリーでは、高級感漂うモデルルームを見るだけでも十分楽しめます。
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