三鷹から飯能へ。無垢の木の家でのびやかに暮らす

Kさんご家族

土間風の玄関を入ると、無垢の木の心地よい香りが漂ってきます。Kさんご家族はご夫妻と長女の3人家族。冬晴れの休日、たっぷりの陽射しが差し込み、ゆったりとした時間が流れています。お話を伺うと、2018年6月に新居が完成、それまで住んでいた三鷹から、ここ飯能に引っ越して新しい生活をスタートさせたそうです。

「2人とも都心通勤で、時間はかかりますが始発駅なので座っていけます。きっちりオンとオフの切り替えができる感じですね。子どもの誕生もあって、自然豊かな場所でのびのび暮らしたいと強く思いました。三鷹から飯能へというと、けっこう驚かれることが多いのですが、僕たち家族にとってはとても自然なことでした。この街や人たちにも自然に溶け込めましたし、いまは家族3人、思い入れが詰まったこの家での暮らしを楽しんでいます(夫)」

飯能産の西川材の無垢の木を床や壁の一部に使ったリビングダイニング。上部が吹き抜けで明るく開放的な空間に

長女が生まれて、持ち家を考えるように

Kさんは飯能で土地を探し、家を建てました。どんなきっかけ、どんなストーリーがあったのでしょうか。

「直接のきっかけは長女の誕生で、持ち家を考え始めました。僕も妻も一戸建てで育ったので、最初からマンションは考えなかったですね。建売住宅などいろいろ見ましたが、東京だと狭い家でピンとこない。もっと広々した家で、しかも自然も身近な環境で子どもを元気に育てたい。そう強く思うようになったんです(夫)」
「休日などによく行く私の実家が群馬県で、ちょうどこの辺りが中間なんです(笑)。あるとき実家の近くで無垢材など自然素材にこだわった家に出会い、私たちが求めていたのはこれだ! と。その会社から埼玉県で地元産の木を使っていい家をつくる会社があると紹介され、一気に家づくりが具体化しました(妻)」

2階の吹き抜けからリビングを見下ろす。お気に入りのメキシコ製のタペストリーが色鮮やか。

無垢の木×開放感あふれる空間

こうしてKさんご夫妻は、飯能市で長く家づくりを行う会社(三協建設)に出会いました。さらに地元の山から切り出す西川材を使った家づくりを知り、いくつものこだわりを詰め込んだ家づくりがスタートしました。

「まず、地元の西川材をたっぷり使うこと。そしてプランでは家族が集まるリビングを重視しました。吹き抜けなどで開放感たっぷりの明るいリビングにこだわりました。同時に、せっかく自然も多く残って空気もおいしいので、アウトドアリビングとして広めのウッドデッキをお願いしました(夫)」
「私も基本的に同じですね。プラスして、オールステンレスのキッチンが希望でした。食品庫などの収納も多めに欲しかったですね(妻)」

階段を上がると広めのワークスペースがある。ここで持ち帰った仕事をしたり、本を読んだりとユーティリティーに使えるスペース

家づくりのクオリティ、女性スタッフの人柄にも安心感

「モデルハウスを見学して木の家の良さにあらためて感動。担当の女性スタッフの方とお話すると、とてもきさくでいい感じでした。僕らとスタッフと一緒に家をつくる、そんな一体感と安心感がありましたね(夫)」
「そうなんです。女性のスタッフさんが多くてみなさんフレンドリーな感じ。できあがった家にも随所に女性目線が生かされています。特に生活して感じるのは、動線がとてもスムーズなことです。リビングを中心にして、キッチンや洗面・浴室など水廻りへの動線がとてもコンパクト。共働きで忙しい朝とか、いつも実感しています(妻)」

取材中、ふと気づくと、1階は吹き抜けもあり、ほとんど仕切りのない大空間。にもかかわらず、スリッパなしでも暖かい。無垢の床が持つ優しい暖かさも感じられるなか、太陽の熱と光を活用するOMソーラーが家全体を暖めているそうです。

青空に映える建物外観は、白のガルバリウムを基調に、無垢板の外壁材が優しいアクセントに

Kさんご家族 :Kさんご夫妻(ともに30代)、長女(2歳)

お住まい : 注文住宅(三協建設)

エリア/埼玉県飯能市

間取り/4LDK

予算/―

取材/うちレポ取材班(2019年1月)

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