4月の新築マンションは 発売戸数、契約率ともにダウン<不動産経済研究所>
首都圏の新築マンション市場における興味深い数字を紹介しましょう。不動産経済研究所が発表した、2019年4月の新築マンション動向です。
4月に首都圏で発売された新築マンションは、1,421戸でした。これは昨年同月(2,342戸)比で39.3%減、前月(3,337戸)比では57.4%減。かなりのマイナスといえるでしょう。また、月間の契約率では64.3%と、好調の目安とされる70%を下回りました。ちなみに、ここしばらくの契約率の推移は、18年12月49.4%、19年1月から3カ月は67.5%、64.5%、72.2%でした。つまり。3月を除けば売れ行きも鈍くなっているわけです。
もうひとつ、今回の数字で気になることがあります。それはタワーマンション(20階以上)の契約率が、55.4%にとどまっている点。首都圏のタワーマンションはそれなりに売れていると思いがちですが、全体の契約率を下回っているんですね。
新築マンション価格が高くなりすぎたという声はよく聞きますが、消費税のアップも予定されている中で、今後の推移が気になるところです。
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