やっぱり本物がいちばん!
突撃!完成済マンションレポート vol.3
横浜の多様性を体現した堂々たる佇まい。「イニシア横浜桜木町」に突撃
新築マンションというと、実物を見られないまま完成前に購入を決めないといけないことも少なくないですよね。でも、実際に出来上がった建物は完成パースよりも、ずっと迫力があって魅力的なはず。そこで「うちレポ」取材班が完成したマンションへ突撃し、実物マンションの内側を紹介していきます。第三弾はJR「桜木町」駅から徒歩4分に完成した「イニシア横浜桜木町」。進化を続けるみなとみらいと、風情溢れる成熟した野毛。異なる魅力を持つ個性的な街に寄り添う暮らしの舞台に突撃します。
進化と成熟。街が持つ二面性を体現する洗練された外観デザイン
春も近づきつつある3月某日。冷たい雨が降る中でも、艶めくみなとみらいの街並を背に訪れたのは、桜木町駅西口。野毛大通りと野毛本通りが交わり、個性豊かな飲食店が軒を連ねる野毛の街の入り口に佇む「イニシア横浜桜木町」が今日の舞台。
軽やかなリズムを生み出すガラス手すりとガラススクリーンが印象的な都会的な外観デザインと思いきや、1階・2階部分に重厚感あふれるタイルをあしらい、両サイドに位置する商店街入り口のアーチとラインを揃えることで、街のゲートのような風格を漂わせています。
さらに近づいて、メインエントランスに辿り着き、思わずため息。二層吹き抜け、前面ガラス張りのメインエントランスは開放的で素晴らしいのはもちろん、日本家屋の上り框、または縁側を思わせるような、フローリングのステップフロアに心打たれました。
「みなとみらいが持つ先進的な都市の華やぎと、野毛が持つ古き良き風情ある街並み。イニシア横浜桜木町は、二つの異なる街の特徴を調和させつつ、穏やかな暮らしを叶える住まいを目指しました」
そう語るのは、今回マンションを案内してくれるコスモスイニシアの根本さん。
野毛には都市緑化という概念が広まる前にできた古い建物が多いことから、緑が少ないといいます。そこで住む人だけでなく、街行く人に少しでも和んでもらえるように、マンション周縁に意識的に植栽を配置しているのだとか。端々につくり手の思いやりを感じます。それではマンションに入ってみましょう。
エントランスをくぐるとき、心の中で「ただいま」とつぶやきました。
そんなところにまで!? 生声をフィードバックした工夫が満載
今回見学するのは5階の棟内モデルルーム。50㎡台の2LDKで、比較的コンパクトなプランながら、実際に入って見ると以外にも広く感じます。心なしか天井も高く感じますが・・・
「天井高は2.4mですから、特別高いわけではないのですが、可能な限りデッドスペースを排して有効面積を広くとるとともに、白を基調に明るくすっきりとしたプランとすることで、表示面積以上に広さを感じるように工夫しています」
コスモスイニシアとして、10㎡広く感じる空間設計に力を入れ、日夜研究を重ねているのだとか。スライドドアを多用しているのも、ドアの開閉スペースの無駄を省くため。リビング横の洋室のスライドウォールを開放すれば、窓も広がり、開放的な空間でのびのびと過ごせそうですね。
「他にもさりげない工夫ですが、洗面台のボウルの位置を片寄にして、広いスペースの脇にコンセントを配置しています。朝の忙しい時間、ひとりが顔を洗ったり歯を磨く間に、もうひとりがドライヤーを使って身支度を整えるなど、二人並んで作業ができるようになっています」
さらに、壁面収納は棚の位置(高さ)を手軽に調整できるようになっているだけでなく、なんと収納の内側、一番下の段にもコンセントが。リビングと洋室の間の袖壁、リビングの入り口脇、キッチンカウンター上の壁、さらにはトイレットペーパーホルダーの下にまで、至る所に二口コンセントが・・・。改めて写真を見返すと、あちこちにコンセントが映っています。
「当社では、ご入居後のお客様のご自宅に建築担当者が伺い、実際に使い勝手や住み心地、ご要望を伺っているため、次のプロジェクトにダイレクトに反映することができます。私たちは〈すごしかたファースト〉と呼んでいるのですが、デザインコンセプトと同等以上に、リアルな生活感を大切にプランニングを行っています」
キッチン周りやシューズクロゼットなど、他にも紹介しきれないほど、イニシア横浜桜木町のプランは丁寧につくりこまれています。マンション購入を考えている人だけでなく、家を建てようと考えている人にとっても、参考になるのではないでしょうか。
マンションギャラリーも雰囲気満点! VRルームにココロオドル
現在棟内で見学できるのは2LDKのモデルルームだけのため、3LDKのプランを体験しに現地近くのマンションギャラリーへ移動します。雨が降る中、案内していただいて恐縮です。
さて、すぐに到着したマンションギャラリー。中は思っていた以上に広く、質感のある梁とスポットライトがムードを盛り上げます。奥に展示された模型を見ると、やはり実物はいいと改めて実感します。
壁にはまだ内装工事中で実物を見られなかった、2階の共用ラウンジのイメージボードが飾ってあります。ヘリンボーンのフローリングが素敵なほっと落ち着く空間になるそうですよ。読書や調べものが捗りそうですね。
マンションギャラリーの2階に上がると、モデルルームの入り口脇に何やら気になる扉が・・・。中に入ると、4台のノートパソコンとVRゴーグルが並ぶスタジオが出現。最大4人まで一緒に同じ部屋にいるような感覚でプランを体験できるのだとか。実物が完成したため、今はあまり使われていないそうですが、時代の変化、技術の進歩をひしひしと感じます。
「マンション業界でVRを最初に導入したのも当社ですが、実はスライドウォールを最初に採用した時も、マンション業界では懐疑的な声が多かったんです。良い住まいをつくることに貪欲で、チャレンジ精神旺盛な当社の社風は、今も変わらずに受け継がれています」
最後に3LDKのモデルルームをひと巡り。角住戸を再現した部屋は、リビングから洋室にかけて2面バルコニーがひと続きになっており、更に開放的なプランとなっています。これは70㎡はありますよね・・・?
「いえ、実はこれで約64㎡です。無駄をなくすと、ここまで体感で広くできるということを、ぜひ感じて頂きたいですね」
これは恐れ入りました。大ぶりの窓といい、すっきりとしたプランといい、図面や数字だけでは知りえない情報がたくさんありますね。しかしこれまで多くのマンションを見てきましたが、ここまで肌感覚と実際の専有面積に差を感じたことはあまりありませんでした。
実はもうひとつ、コスモスイニシアのモデルルームではオプションに金の丸シールが貼ってあるので、標準仕様と一目で見分けられるようになっています。こんなところにもカスタマーファーストの工夫が行き届いています。
見学を終えて
JR京浜東北線と横浜市営地下鉄ブルーラインの2路線が使えて、「横浜」駅の一駅隣というアクセスに優れた「桜木町」駅。東口には横浜新市庁舎の建設が進む“みなとみらい”の先進的な街並み。駅西口の野毛エリアは、日常生活に便利なスーパーやドラッグストアなどの商業施設が揃いつつ、個性豊かな飲食店が軒を連ねる風情ある街並み。異なる個性を持つ二つのエリアを自由自在に使いこなせる絶好のロケーションは、きっとライフスタイルの幅を大きく広げてくれるのではないでしょうか。
老若男女、あらゆる世代の暮らしの視点を取り込み、〈すごしかたファースト〉を追求するコスモスイニシアが手掛けた「イニシア横浜桜木町」は、住まいの悩みを抱える多くの人に、たくさんのヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
取材マンション:イニシア横浜桜木町
取材協力:株式会社コスモスイニシア
取材日:2020年3月10日
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