Sさん
20代でマンションを購入し、同物件に5年ほど住み続けているというSさん。趣味で撮影した写真やお気に入りの本に囲まれた“わが家”は、飽きるどころか、どんどん愛着が深まっているといいます。
「ここは自由にアレンジできる“自分のための空間”なので、好きなモノだけを置いています。コンパクトな1LDKですが、収納も多くて、特に玄関脇のシュークロークはスーツケースも仕舞えるので重宝しています。今は断舎利の真っ最中なんですけどね(笑)。基本はアクティブですが、居心地が良くて、休日は家で読書をしたり、のんびり過ごしています。ウォールドアを開放すれば、東西北と三方の窓から光を取り込めるので日中は自然光だけで十分。窓を開ければ風もよく通るので、夏でもほとんど冷房がいらないくらい。梁はちょっと気になりますが、窓が多いって贅沢です。西新宿なので高層ビルばかりかと思いきや、眺望もすごくいいんですよ。寝室(西)側は高い建物を建てられない地域なので、バルコニーからの眺望も開けていて、晴れた日は富士山が見えるんです。初めて完成した部屋を見てから気付いたので、ちょっと得した気分です」
好きなことに全力投球のSさん。趣味の読書は図書館を活用し、本棚にはお気に入りの本だけを並べている
マイホームは好きなモノだけに囲まれた空間にしたかったとSさん。照明のチョイスひとつにも遊び心を感じる
街並みの向こうに悠然とたたずむ富士山(自宅バルコニーよりSさんが撮影)
若くしてマンションを購入したSさん。決断に迷いはなかったのでしょうか。
「ずっと自分だけの城を持つことに憧れを抱いていたんです。もう家を買うために仕事をしていたと言っても過言ではないくらい(笑)。間取り図を見るのも好きなので、インターネットで住宅情報を眺めたり、気になるマンションがあったらモデルルームにも足を運びました。とはいえ、いま家を買って本当にいいのかな?という迷いや不安はありましたし、職場やライフスタイルの変化など、将来の可能性も考えて、なかなか実際に買うところまでは辿りつきませんでした」
もともと京王新線「初台」駅近くの賃貸マンションで暮らしていたSさん。
「仕事帰りに習い事に行ったり、直帰ルートから外れて寄り道をすることも多いので、せっかくマンションを買うなら、どこからでもアクセスしやすいターミナル駅の徒歩圏と決めていました。初台からでも新宿まで歩けないことはないですが、ちょっと遠いなと感じていたのも理由のひとつです。契約当時は20代でしたから先も見据え、仮に将来手放すことになっても、売却或いは賃貸運用できるかどうか、ということも意識しました。実際に西新宿は新宿駅からの距離も程よく、こと生活においてはなんでも揃います。夜遅くなっても暗い路地を通ることもないので、仕事帰りの時間を活用する私のライフスタイルにはぴったりのエリアです」
転職で通勤先が変わったものの、通勤時間は大して変わらなかったことで、改めて新宿エリアの威力を実感したというSさん
マンション購入の決断に踏み切れたのは営業の対応力だったとSさん。とにかく営業担当を質問攻めにしたといいます。
「後悔しないために、営業担当の方には何でも聞きました。的確かつ丁寧な回答から真摯な姿勢が感じられ、人柄も素敵で、この人が所属している会社がつくったマンションなら安心して買えると思いました。あれから5年ほど経ちますが、その営業の方とは今でも友人として連絡を取り合っているんですよ」
入居してからも、住人同士の良好な関係などから、ますます売主への信頼感は強まったとSさん。
「住人同士、自分たちの資産を守ろうという意識が強く、管理もセキュリティもしっかりしていますので、マンション内で不快感や不安を感じたことはないですね。1フロア3戸しかないので、隣家の住人の顔が分かるのも安心です。同階の方とは、時々お部屋にお邪魔したり、一緒に外食をするくらい仲よしなんですよ。たまにキャリア相談にも乗って頂いてます。クリスマスには、仕事繋がりやプライベートの友人を招いて、ちょっとしたホームパーティを楽しんでいます。この部屋は気に入っているので手放したくないですが、同じマンション内の2LDKがもし売り出されたら、前向きに検討したいなぁと密かに思っています(笑)」
クラシックカメラによる撮影もSさんの趣味のひとつ。部屋に飾られている写真から、国内外での様々な人との交流の軌跡、その一幕が垣間見える
Sさん :30代
お住まい : プレミスト新宿都庁前(大和ハウス工業の新築マンション)
エリア/東京都新宿区
間取り/1LDK
予算/約4000万円
取材/うちレポ取材班(2019年1月)