大変貌を遂げた武蔵小金井駅前 更なる再開発が進む注目エリアへ、いざ!
中央線の高架化に伴い、沿線街区および高架下整備により大変貌を遂げた武蔵小金井駅。同駅南口では2006年に始まった第一地区再開発に続き、2019年2月現在、第二地区の再開発が着々と進行中。更なる進化の兆しを見せる注目エリアの暮らしを探ってきました。
スッキリ整備された駅前にイメージが180°反転
音楽やファッション、文化芸術など、中央線カルチャーといわれる独自の文化が根付く中央線沿線。その駅前や線路沿いは良くも悪くもどこか雑然とした印象がありますが、久しぶりに訪れた武蔵小金井駅前は、驚くほど様変わり。
高架化された線路沿いには緑やベンチがさりげなく配されているではないですか。高架下の空間も商業施設「nonowa武蔵小金井」をつくることで有効活用されています。
駅南口に出ると、電柱が地中化され、すっきりと広い歩道とゆったりとしたロータリーが。車道を渡ることなく、東京都内で二番目に大きいというイトーヨーカドーまで歩くことができます。
「武蔵小金井駅南口第一地区第一種市街地再開発」により整備された駅南口ですが、イトーヨーカドーのさらに南側に何やら工事を行っている模様。「武蔵小金井駅南口第二地区第一種市街地再開発」によって、住・商一体型のツインタワーマンションが誕生するようです。
駅北口のマンションギャラリーで見学会を開催するとのことなので、早速、参加してきました。
見どころ満載! 中央線沿線最大級の再開発タワーマンション
武蔵小金井駅南口で建設が進む再開発タワーマンション。野村不動産が手掛ける「プラウドタワー武蔵小金井クロス」のモデルルームは駅北口にあります。
南口同様に整備されたフラットな歩道を西へ進むと、小金井市の採れたて野菜などを扱う直売所「nonowa武蔵小金井 地産マルシェ」の奥にマンションギャラリーが見えてきました。
「プラウドタワー武蔵小金井クロス」のテーマはズバリ、東京を、休もう。新宿、東京へダイレクトの中央線沿線かつ駅徒歩3分ながら、武蔵野台地にはぐっくまれた恵まれた自然環境が身近に広がる、オンオフの切り替えがしやすい環境が魅力の好立地です。
「武蔵小金井駅南口の再開発は、2011年に完了した第一地区と、現在進行中の第二地区を合わせて約5,2000㎡にも及ぶ、中央線沿線で過去最大級(※1)の再開発プロジェクトです。駅の南側かつ、本物件の南側には国分寺崖線に沿った豊かな緑と、第一種低層住居専用地域の住宅街が広がり、開放的な眺望が実現します」と案内してくれたのは平野拓也氏(野村不動産)。
さらに「プラウドタワー武蔵小金井クロス」では、武蔵小金井駅前の象徴として、地域に開放された広場と、建物の低層階に商業施設も計画されています。
「1階~4階の商業施設は床面積の約9割を野村不動産が所有し、管理してまいります。現在、東京23区を中心に展開している当社の商業ビルGEMSで得たノウハウも生かし、魅力的な店舗を揃えるべく検討を進めております。また、ご入居者様専用の直通ゲートを設け、居住棟から外に出ることなく商業エリアに入ることができますので、悪天候でもストレスなくお買い物を愉しんでいただけます」と平野氏。
地域の生活利便性が向上することはもちろん、入居者にはより快適な暮らしが待っているといいます。
「居住棟はイーストとウエストの2棟ですが、1~4階の商業エリアで繋がっているので、双方の共用施設を利用することができます。また、ウエスト棟の3階・4階には住戸も設けており、商業エリアと同じ5.5mの階高のため、室内の最高天井高も3mとゆとりのある住戸を実現しました。さらに3階は自転車専用エレベーターからプライベートガーデンを経由して、バルコニーサイドから各住戸に入ることができる仕様となっています」
3階・4階だけでなく、25階・26階も最高天井高3mのプレミアム住戸が計画され、開放的な眺望が魅力のウエスト棟。一方、蔦谷家電とコラボしたライブラリー&カフェラウンジやフィットネスなど共用施設が充実するイースト棟。それぞれに異なる魅力を持たせることで、様々な価値観を許容できるような計画になっている点も注目です。
建設地周辺の広域立体MAPや共用施設、商業エリアの断面模型なども用意されているので、自分ならどんな暮らし方をするのか、イースト棟とウエスト棟どちらを選ぶか、いろいろイメージを膨らませてみるのも楽しいギャラリーとなっています。気合の入ったモデルルームも一見の価値ありです。
いざ建設地へ! 完成間近の住居棟に想像が膨らむ
マンションギャラリーの見学後、平野氏に現地も案内してもらいました。既に居住棟部分は7~8割方完成(2019年2月現在)しているとのこと。
「イースト棟とウエスト棟が完成しないと、双方をつなぐ商業施設部分や公開空地となる広場を建設できないので、居住棟を先行して建設しています。2019年3月にはイースト棟、同年6月にはウエスト棟の外観が完成する予定です。その後、内装工事と並行して商業エリアの建設を進めていきます。入居は2020年6月中旬を予定しています」と平野氏。
完成を約1年後に控え、住戸棟が既に完成目前というタイミングでの販売開始。新築分譲マンションとしては随分と遅く感じます。
「既に居住棟がここまで完成しているので、間取りの変更など住戸のカスタムはお受けできません。しかし立地条件に加え、多彩な共用施設、設備・仕様、バリエーション豊富なプランを用意することで、多様なニーズにお応えできると考えております。できれば実物を見て頂きたいくらい自信を持ってお届けしています」
なるほど、これは楽しみですね。「プラウド武蔵小金井クロス」を契約された方で、取材OKという方がいらっしゃいましたら、ぜひ「うちレポ」までご連絡ください!
オープン20年目の古書店で聞く 「武蔵小金井」の変化と住み心地
駅前は一目で大変貌したことがわかる武蔵小金井。では、暮らしは変わったのでしょうか。JR中央線「武蔵小金井」駅南口を出てすぐ東の通りを南に向かって徒歩3分ほどのところに、何やら興味をひかれるレトロちっくなお店を発見。面白そうなので、さっそく店内へ突入し、奥のカウンターで店番をする女性に話を聞いてみました。
「夫と一緒に武蔵小金井で古書店を始めて、もう20年になります。開店当初はまだ中央線が高架化されていなくて、開かずの踏切なんて言われて、南北の行き来が大変でした。今は南北の行き来もしやすいですし、駅前もきれいに整備されて、すごく便利になっています。私も駅前のイトーヨーカドーは日常的に利用しています。駅前から続いていた商店街の古いお店がなくなっていくことに寂しさもありますが、暮らしやすさは格段に向上したと思います」
南側の坂下の住宅街に暮らすシニア世代の人たちが、コミュニティバス「cocoバス」によって、気軽に駅まで来られるようになったのも、駅前の活性化につながっているようです。
「これから子育てをする若い人たちにとっても、武蔵小金井は暮らしやすいと思いますよ。駅前は便利になってきてますし、中央線の始発駅で、新宿や東京も思ったより近いと感じると思います。小金井公園や野川公園は歩くだけで心地よいですし、息抜きになります。この辺りは学校も多くて、本当に子育てにはぴったりの街だと思います」と、穏やかな笑みを浮かべて答えてくれました。
あまり広くはない店内だが、古書だけでなく、この日不在だった店主セレクトのジャズのCD・レコードやレトロな洋物の雑貨など、眺めるだけでも楽しい空間が広がっています。どこか中央線カルチャーの薫りがする、こんなお店も見つかる、武蔵小金井は、今後も注目です。
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【取材協力】
古本DJANGO(ジャンゴ)
住所:東京都小金井市中町4-14-14 ライオンズシティ武蔵小金井102号
問い合せ:042-385-1775