心も体もスッキリ爽快! 生まれ変わった「辻堂」で進む“健康的”な街づくり

湘南の海岸線からほど近く、心地よい風が吹き抜ける美しい街並み。JR「辻堂」駅北口は再開発により、健康寿命日本一を目指す藤沢市の取り組みを体現する街「湘南C-X(シークロス)」として生まれ変わりました。そんな「湘南C-X」の系譜を引き継ぐ「豊かで健康的に暮らせる街づくり」が湘南・辻堂で行われているといいます。その正体を確かめに、現地へ行ってきました。

空が広い! 無電柱化によるスッキリ快適な街づくり

JR「辻堂」駅に降り立ち、ペデストリアンデッキから北口側の街並みを眺めた途端、思わず「広いなぁ~」と口にしていました。広い道路と電柱の無いすっきりとした歩道、白を基調とした統一感のあるデザインの建物が並ぶ美しい街並みを前に、早くも期待感が高まります。

神奈川県というと、なんとなく坂道が多い印象でしたが、「辻堂」駅北側はフラットで歩きやすいですね。建物と歩道の間には緑地帯が設けられ、空の青と緑のコントラストが心地よく、いくらでも歩き回れそうな気がしてきました。

「辻堂」駅から北東に少し歩くと、市民センター隣接の公園の広場で元気に遊ぶ子どもたちを発見。さらに遊具で遊ぶ親子の姿も。早速、2人の子どもを連れた女性に声をかけてみると、辻堂の住み心地について気さくに教えてくれました。

「辻堂ですか?すごく住みやすいですよ。特にテラスモールができて便利になりました。駅前に行けばだいたい事足りるので、普段の買い物には困らないですね。しかも海が近くて、緑も多くて、こうして遊べる公園など環境も整っていますので、文句なしですね」

「辻堂」駅北口ロータリー脇にそびえる大型複合商業施設「テラスモール湘南」

行政窓口や公民館、図書館、体育館まで揃う「明治市民センター」隣接の「土打公園」

「うちレポ」編集部の事務所がある新宿周辺と比べると、電柱もないし、道も空も広いし、住んでみたくなりましたと伝えると、「あ、そういえば電柱がないですね。もうこれが当たり前なので、全然意識してませんでした」と笑顔で一言。

「仕事などで市外に引っ越しても、家を買うとなると藤沢に戻ってくる人は多いですよ。私も一度、他の市に住んだことがありますが、坂が多くて大変で。辻堂周辺は坂がほとんどないので、子どもを乗せて自転車で出かけるのがすごく楽なのも、暮らしやすいポイントですね」
そう締めくくると、女性は子どもとの遊びに戻っていきました。

何気なく歩いていても緑が視界に入る。密集した高い建物もなく、道がフラットかつ広いため空が大きく見える

夢のリゾートライフが日常に! 健康サポート型の大規模マンション

土打公園からさらに北に向かって5分ほど進むと、ガラス面に青々と空を映すマンションの姿が見えてきました。2018年12月に竣工し、2019年3月16日に入居開始を迎えた全404戸の大規模マンション「プレミスト湘南辻堂 AQUA Face(アクアフェイス)」です。

メインエントランス前には水盤が配置され、見上げると軒裏に水面に反射した光が揺らめいていて幻想的。そしてエントランスホールに一歩足を踏み入れると・・・雰囲気はまるでリゾートホテルですね。

「当マンションは『AQUA Face』の名の通り、海をモチーフに取り入れています。エントランスの壁や天井などの波を模した意匠をはじめ、開口部を多くしてガラス越しに流木やサンゴを模したオブジェを眺められるようにするなど、至る所に海を感じられる工夫を施しています」と、案内してくれたのは宮本章司氏(大和ハウス工業)。

そんな同マンション最大の特徴はIoTとAIを活用した健康サポートにあるといいます。
「当マンションではリストバンド型のウェアラブルデバイス『FAITタグ』による測定データを元に最適なトレーニングの提案を行うなど、IoTとAIを活用し、ご入居者様の健康な体作りをサポートします。フロントで専用機器を借りてアリーナで体力測定を行えるほか、スポーツクラブNASのインストラクターによるヨガやダンスなどの教室も予定しています」

コンシェルジュカウンターがあるメインエントランス。波を模した意匠と、それらを立体的に浮かび上がらせる照明のコントラストが絶妙

バスケットコート半分の広さがあるアリーナ。同じ施設棟内には更衣室や防災備蓄倉庫なども備える

湘南ならではの共用施設としてサーフボード保管庫もあるそうですよ。自転車で湘南の海に繰り出してサーフィン三昧な日々・・・ちょっと憧れます。そんな夢のようなリゾートライフも健康な体がないと実現しようがないと思うと、健康サポートサービスは心強いですね。

大和ハウス工業 東京本店 マンション事業部 第一事業部 営業第二課 販売事務所長 宮本 章司氏

充実の共用施設も実はまだ半分!? スマートウェルネスシティの進化は続く

「プレミスト湘南辻堂」は、アリーナ以外にも共用施設が充実しています。大規模マンションで暮らす、醍醐味のひとつ。しかし湘南というブランドエリアでの暮らしに理想を抱く人たちを納得させるのは、なかなかにハードルが高そうです。

「日常から暮らしを楽しんでいただけるように、様々な共用施設やソフトサービスを用意しています。例えば屋上の開放感の中でバーベキューを楽しめるギャザリングテラスや月額2000円で菜園スペースをレンタルできるエディブルガーデン、ご入居者様自身が作品を展示できるラクラブギャラリー(ラウンジ)など、様々なアクションやチャレンジができる仕掛けを充実させています」と宮本氏。

他にも入居者専用のカフェクラブや本物の白樺を用いた柵が印象的なゲストルーム、紀伊國屋書店とコラボしたライブラリーラウンジ、キッズルーム併設の瀟洒なパーティラウンジなど、日々の疲れを忘れさせてくれそうな素敵な共用施設が目白押しです。

しかも辻堂駅まで徒歩9分にもかかわらず、シャトルバスまで運行。悪天候だったっり、体調不良でも出かけないといけないとき、家から駅まで直通のシャトルバスがあったら心強いですね。

メインエントランス脇に位置するクラブカフェは入居者専用の憩いの場。カフェメニューを注文できるほか、湘南産のオーガニック食品などを購入できる購買も兼ねる

紀伊國屋書店とコラボし、約900冊の蔵書が用意される予定のクラブライブラリー。深みのある落ち着いた色調で統一された心地よい空間は、読書が捗りそうだ

「しかしプレミスト湘南辻堂の全体計画のうち、完成したのはまだ半分です。AQUA Faceのご入居者様は、2020年12月下旬に完成予定のFOREST Faceの共用施設もご利用いただけるので、暮らしの選択肢はより広がっていきます」

共用施設をぐるっと一周見て回るだけで1時間弱かかりましたよ?半分だけでも十分ワクワクしましたが、やはり完成した姿も見てみたくなります。

「FOREST Face」も完成した後、「プレミスト湘南辻堂を使いこなしたから取材に来て!」という奇特な方がいらっしゃいましたら、「うちレポ」編集部までご連絡ください。

南向き4階のモデルルーム。さすがにこの高さからは見えないが、6~7階くらいから江の島が見えるという

治安は良好 湘南・辻堂の人気はまだまだ上昇の兆し?

「プレミスト湘南辻堂 AQUA Face」の見学を終え、送迎バスでJR「辻堂」駅北口まであっという間に到着。取材も終え、さて帰ろうかと思いつつ、何とはなしに周囲を見回してみると、何やら道行く人たちと親しげに挨拶を交わしている男性を発見。面白そうなので、声をかけてみました。

「コープができてからずっとここで駐車場の警備員をしているから、もう6年くらいになるかな。ここは本当に治安が良くて、このあたりに住んでる人はみんな顔見知りだから、挨拶してくれる人も多いね」と教えてくれました。

仕事中に申し訳ないと思いつつ、街の変化についても聞くと、「やっぱり若い人が増えている気はするね。少し前にも、すぐそこのマンションを売りに出したいけど、築10年以上経ってるから売れるかどうか心配してた人が、買値よりも高く若い20代の夫婦が買ってくれたといって喜んでたよ」なんて話まで聞かせてくれました。

「この辺りは高い建物も多くないし、南側の部屋なら多分5~6階くらいからでも江の島が見えるんじゃないかな。ほら、NTTの跡地にも今大きいマンションできてるでしょ?あそこからも見えるのかな?」

NTTの跡地のマンションといえば「プレミスト湘南辻堂」のことですね。見学してきたことと、7階くらいからなら江の島が見えるということを教えました。あれだけの大規模開発(約3.5ha)ですから、街の人たちも「プレミスト湘南辻堂」には注目しているんですね。

テラスモール湘南辻堂の対面にある大型スーパー「ユーコープ ミアクチーナ湘南辻堂駅前店」

上空から撮影した江の島の写真。辻堂から自転車で気軽に出かける人も多いという

【関連リンク】