人気の恵比寿にNEWシンボル誕生 “住みたい街”の魅力とは?

サッポロビールの「ヱビスビール」を輸送するための駅として誕生した「恵比寿」駅を中心に発展し、住みたい街としてトップクラスの人気を誇る恵比寿。大型複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」を筆頭に、バリエーション豊富な飲食店がひしめき合うことから、食のメッカとも言われているようです。そんな気になる恵比寿の暮らしを覗いてきました。

歩くほどに味わい深い! 住みたい街の吸引力

恵比寿といえば真っ先に思い浮かぶのは「恵比寿ガーデンプレイス」。真っ赤なレンガで舗装されたペデストリアンデッキや建物の外観を眺めるだけで、心が浮き立ちます。ガーデンプレイスを抜けた先に位置するサッポロビール本社前の広場は、丁寧に管理された植栽が四季折々の表情を見せるヒーリングスポット。今回の目的地からは遠回りになりますが、それでも立ち寄らずにはいられませんでした。

サッポロビール本社棟前の「サッポロ広場」には100種類以上の植物が植えられているという

気を取り直して、恵比寿駅東口から東へ延びる都道305号線へ軌道修正。恵比寿駅の南側こそ起伏がありますが、東側は比較的フラットで歩きやすいですね。それ以上に、殆どの建物の1階が何かしらの店舗、主に飲食店になっていて、あちこちに視線が引き寄せられます。

さらに一般開放されたビルの空地にベンチがさりげなく設置されていたり、川沿いに公園があったり、恵比寿駅周辺にはふと立ち止まって一休みできるスポットも意外と多く、外でランチを楽しむ人の姿も。ビルがたくさん立ち並んでいる印象でしたが、随所に心地よい暮らしを支える心配りが見て取れる、温かい街という印象を受けました。

大通り沿いだけでなく、路地を覗くたびに面白そうな店舗が見つかる恵比寿。ついつい時間を忘れて歩き回ってしまった

存在感抜群のガラスの塔! 繊細な仕掛けとのギャップに思わずため息

寄り道をしつつ、東へ向かうこと数分、目に飛び込んできたのは空を映すガラスを纏い、一際存在感を放つタワーマンション。2019年3月に竣工した「シティタワー恵比寿」です。早速、中に入ってみましょう。

エントランスに入ると、その奥行きの深さにおぉ、と思わず声が。様々な視覚効果を駆使し、実際以上の広さを見事に演出しています。

「住みたい街として常に人気上位に入る恵比寿は、非常に感度の高い街です。その中でも恵比寿駅の東側で、徒歩7分という恵まれた立地に完成したシティタワー恵比寿は、当社のマンションづくりの粋を結集した、自信作です」と案内してくれたのは加藤氏(住友不動産)

エリアの新しいランドマークとして存在感を放つ「シティタワー恵比寿」

空間に広がりを感じるメインエントランスホール。整然と並んだ梁と床のタイルのラインに対し、やや角度が深いハの字の柱が遠近を錯覚させ、正面の壁が実際より遠くに感じられる。加えて最奥の壁を窪ませつつ、その脇に鏡を配置することで、さらなる奥行を演出している

「恵比寿に居を求めるお客様は、独自の価値感をしっかりと持っているため、共用施設は最低限、2階のパーティールームとオーナーズスイート(ゲストルーム)に絞りました。その分、採用する素材を厳選し、上質な空気感を醸し出す設計・デザインには力を注いでいます」

マンションではあまり見かけない、ヘリンボーンのフローリングをはじめ、天然石のタイル壁やブラックミラーなど、贅を凝らしたパーティルームは必見。また、共用廊下の織り上げ天井や、エレベーターにペットが乗っていることを知らせるランプなど、極め細やかな工夫や配慮にもうならされます。

上:日常の中で、特別な時間を演出するパーティールーム 左下:静かで落ち着きのある共用廊下。織り上げ天井に加え、さりげなく光沢をあしらったクロスが心憎い 右下:エレベーターの乗降ボタンの下に、ペットが乗っていることを知らせてくれる表示ランプを設置

圧巻の眺望に大興奮! 東京を見晴らすダイレクトスカイビュー

いよいよ見学も大詰め、ついに最上階、23階東の角住戸へ。足を踏み入れたリビングからの眺望は・・・まさしく圧巻の一言!

南東はレインボーブリッジやお台場まで見通すことができ、時折羽田から飛び立つ飛行機の姿も。北東方面は東京タワーや六本木ヒルズ、新宿のタイムズスクエアの時計塔など、東京を象徴する建造物が目白押しではないですか。

「ここは本来50mの高さ制限がある地域ですが、東京の主要エリアを一望できる類稀な立地条件でしたので、総合設計制度を利用し、制限を75mに緩和しました。敷地の約50%の公開空地を設け、100本を超える樹木を配したことで、地域の環境改善に寄与し、これだけの眺望が実現しました」と加藤氏。

高さ制限があるエリアだからこそ、制限緩和によって、周囲の建物に邪魔されない、圧倒的な眺望が実現したんですね。

「角住戸のリビングには、当社タワーマンションの特徴のひとつであるダイナミックパノラマウィンドウを採用しているのもポイントです。バルコニーがなく、あたかもスクリーンのような2.2mのハイサッシを通して、迫力の眺望(ダイレクトスカイビュー)をお楽しみいただけます」

23階南東方面の眺望。球体状の展望室が特徴的なお台場のフジテレビまで望むことができる

23階北東方面の眺望。東京タワーが足元付近まで見えるほか、もう少し左に目を向けると、新宿まで見通すことができる

あまりの迫力に、ついつい眺望にばかり目を奪われがちですが、部屋の設備・仕様に目を向けてみると、例えば洗面室のツーボウル洗面化粧台や洗濯機置き場の目隠し扉など、細やかな配慮が行き届いていることがわかります。

「洗濯機スペースの扉は14階以上の住戸では標準仕様となっています。また、最大で約2m55cmの天井高に加え、天井カセット型のエアコンを採用したことで、すっきり開放的な室内空間が実現しました」

他にもタンクレスのスマートなトイレやバリエーション豊富な収納など、実に見どころ満載です。

ちなみに23階東角住戸は150㎡超で5.7億円と聞いても、実物を見た後ではあまり驚かなかった自分にびっくり。本物にはそれだけの説得力がありました。

忙しい朝に洗面所の渋滞を回避できるツーボウルの洗面化粧台は共働き夫婦にも、子育て家族にも嬉しい仕様だろう

住友不動産 住宅分譲事業本部 営業部 加藤 俊一氏

恵比寿がもっと好きになる! ちょっと変わったかわいいお店

大満足のシティタワー恵比寿見学を終え、帰りは寄り道せずに「恵比寿」駅へと思ったのもつかの間、すぐに足を止めることに・・・。往きは回り道をしたせいで通らなかった都道305号線沿いに、何とも心惹かれる可愛らしい外観のお店を発見。

手書きの案内には恵比寿初のコッペパン専門店と書いてありますね。何か面白い話が聞けるかもしれませんので入ってみましょう。

お店の中は温かみのある木に包まれた、外観に負けないくらいステキな空間ですね。早速、中にいた女性、店長の實川さんに、恵比寿の魅力を聞いてみました。

レンガ調の外観が印象的なビルの1階に、白いタイルをあしらったメトロライクなゲートと、木枠の扉がかわいらしい外観のコッペパン専門店「えびすぱん」。コッペパンに様々な具材を挟んだコッペパンサンドだけでなく、コーヒーやヴィネガードリンク、アルコールも提供する

「恵比寿には個性的な飲食店が本当にたくさんあります。恵比寿にお住まいの方から素敵なお店などを教えてもらうこともあり、楽しい街だなと感じています」

そんな食の激戦区にある「えびすぱん」の主力は色々な具材が挟まれたフワフワのコッペパン。手軽に食べることができ、見た目にもかわいいので、写真に撮りたくなります。インスタグラム経由で来店したというお客さんもいるそうですよ。

「恵比寿でお店に立って一番に感じたのは、人の雰囲気が優しいということです。様々なお客さんと接する中で、ここは色々なことにチャレンジできる街なのかなとも感じています」

そうしたお客さんとのコミュニケーションを通じて、世界観が広がったという實川さん。オープンな雰囲気が、恵比寿に多くの人を惹きつける理由のひとつなのかもしれませんね。

ノンアポの取材にも気さくに応じてくれた、えびすぱん店長の實川 知代(じつかわ ともよ)さん。表情豊かで、楽しげに話をしてくれる姿が印象深かった

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【取材協力】
えびすぱん
住所:東京都渋谷区恵比寿1-23-16 第六大浦ビル102号室
問い合せ:03-6450-2362