マンションの永住志向、60%超に<国土交通省 平成30年度マンション総合調査>

国土交通書が5年に一度実施しているマンション総合調査。これは管理組合や区分所有者のマンション管理の実態を把握するために行っているものです。平成30年度の調査結果から、興味深い数字をピックアップしてみましょう。

■居住者の永住志向
マンションに住んでいる人の永住志向は、昭和55年度の調査からずっと右肩上がりとなっています。ちなみに、昭和55年度は「永住するつもり」が21.7%。多くの人は「次は一戸建て」と考えていたようです。でも、平成30年度にはなんと62.8%に。5年前と比べても約10ポイントも永住志向が高まっています。

■世帯主の年齢
世帯主の年齢は、今の日本社会を反映するかのように、高齢化の一途です。30代は6.6%、40代18.9%、50代24.3%、60代がもっとも多い27%、70代以上22.2%でした。昭和54年以前に完成した築古のマンションにおいては、47.2%が70代以上という結果に。