東大生発案の空き家再生リノベーション 日高市「こま武蔵台」団地再生へ《東急不動産ホールディングス》

少子高齢化の影響による空き家の増加が日本各地で問題になっている昨今、「空き家再生」の機運が高まっています。

そんな中、東急不動産ホールディングス、東急不動産R&Dセンター、国立東京大学は、埼玉県日高市武蔵台の「こま武蔵台」団地で、東京大学の学生が発案した空き家のリノベーシ ョンプランを実施するなど、団地再生のサポートを行ったそうです。

「子どもとつながる、子どもがつなげる家」をテーマに一軒の空き家が生まれ変わりました。東京大学の樋野准教授は、「今回のリノベーションプロジェクトは、この一軒をきっかけに、こま武蔵台全体の活性化につながることを狙っています。プロジェクトに刺激されて、同様のリノベーションを望む方が現れるかもしれません(コメント一部抜粋)」と、プロジェクトの狙いと将来への希望を語っています。

東京大学学生による外観リノベーションパース

道行く 人々が心豊かになる 花壇 を設ける。植樹に には東京大学の学生が積極的に参加

【東京大学の学生が考案したリノベーション提案概要】
(1)屋根の下でつながる=キッチンとリビングの間仕切りを無くし、子どもと同じ空間で過ごす時間を大切にする
(2)庭へとつながる=リビングと庭との段差を減らしたウッドデッキを設けることにより、リビングの延長として庭を感じられ、室内から季節の移り変わりを楽しめる。
(3)庭からつなげる= 庭先をオープンにし、自由に使える設えで、地域の人々と接点が持てる場をつくる

【学生のコメント(一部抜粋)】
こま武蔵台団地全体の活性化を念頭に置きながら、子育て世帯に対し魅力的であるのみならず、社会課題の解決に寄与するようなリノベーションを目指しました。粘り強く議論を進め、一つのかたちとしてまとめることができたと思います。
我々の出した一つのかたちが住まい手や地域の方々によって今後どのように使われ、どのように地域が変わっていくのか、非常に楽しみにしております(学生設計チーム一同)

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